WMダイジェスト 規定1 いくつかの基本的な前提

こんにちは、宿木御法です。久しぶりにアリス・ベイリーの本のことを書きます。

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当ブログの「WMダイジェスト」コーナーでは、アリス・ベイリー著『ホワイトマジック』を私が要約したものを掲載しています。(WMはWhite Magicの略です)『ホワイトマジック』の内容を読み解くのは、私には難しいことです。この要約は「当たっているか分からないけどせめて1点だけでももらえたら…」と勇気を出して書いた高校生のテストの答案のようなものだと思っていただけたら幸いです。

今日は規定1「いくつかの基本的な前提」の要約です。

熱誠家とは、魂の永遠なる真の価値についていくらか知った上で生きようと努力する人々である。私は彼らが太陽からの波動を受けて働く白魔術師となるように導く。

アリス・ベイリー『ホワイトマジック上』規定1 p74~83 要約:宿木御法

 

アリスベイリー本には「熱誠家」「白魔術師」など、日常で普通には使われない用語が出てきます。このブログで「初めてアリスベイリーを知った!」という人のためにも、また私自身の勉強のためにも、用語解説から行きたいと思います。

 

熱誠家

要約文の最初に登場しております「熱誠家」というのは、私たちがたどる進化の過程の中の一つの段階のようです。

「進化」といっても「ダーウィンの進化論」とかいうときの肉体の進化のことではありません。秘教でいう「進化」とは「精神面の進化」のようなことだと(私は)捉えています。私たちは生まれ変わりを繰り返して「精神面がだんだん進化していく」というのが秘教を勉強するときの前提なんです。

その進化の過程のうち「熱誠家」はどういう段階かといいますと、(上の要約文に書いたように)「魂の永遠なる真の価値についていくらか知った上で生きようと努力する」段階である、と私は読みました。

 

一人称「私」

『ホワイトマジック』に出ている一人称の「私」という人は、著者のアリス・ベイリーではありません。『ホワイトマジック』はアリス・ベイリーがジュワルクール大師の口述を聞き取って書いた口述筆記本であり、実際の著者はジュワルクール大師という人(「人」っていっていいか分かりませんが…)です。

ジュワルクール大師は、進化の道のりを私たちより先に歩んでいる霊的存在のようです。

なので当ブログの要約でも、「私」と出てきたらそれはジュワルクール大師のことを指すんですよ。ちょっと分かりづらいですがよろしくお願いします。

 

白魔術師

要約文の最後の方に「白魔術師」とありますが、あやしいものではありません。英語でいえば「ホワイトマジシャン」ですね。マジシャンといっても手品師ではありません。ではどんな人かといいますと、要約文では「太陽からの波動を受けて働く」人だとまとめさせていただきました。

でもこれだけでは、『ホワイトマジック』を初めて読んだ方にはなんのことやらさっぱりですよね…。そもそも本のタイトルが「ホワイトマジック」なので、ホワイトマジックがどういうものなのかは本を最後まで読んでみないとわかりません。私もまだ『ホワイトマジック』を読んでる途中です。でも途中なりに「白魔術師ってこんな感じの人では…」というざっくりしたイメージみたいなものを書いてみます。

秘教では私たちが「生まれ変わりを通して精神的な進化を遂げる」ということが前提としてあります。進化の目標はずっとずっと先にあって、簡単に達成できるものではありません。でもその目標について、少しでも感じ取ることができなければそこに向かっていくことは難しくなります。「白魔術師(ホワイトマジシャン)」というのは、私たちが進化の果てに目指している目標をかすかに感じ取って「こんな感じなんじゃないかな…」と他の人にちょっとずつ教えている人みたいな感じなのではないかと思います。なにしろ「ちょっとずつ」なので、何か人間の能力を超えた派手なこととか、変なことをしているわけではなく、周囲の人にはふつうに「社会のためにがんばっている人」だと映っているのではないでしょうか。

だから白魔術師は私の身近にも何人かはいらっしゃるのではないかと思います。もしかしたら会ったことあるかもしれません。実はこのブログのアイコンは白魔術師をイメージして私が描いたイラストになっております。

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親しみやすくてかわいいね!と思っていただけたら幸いです。