異常反応の影響⑤-2 精神

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一義流気功創設者の小池先生は幼いころから感受性が高く、人の精神について自然と深く洞察されていました。異常反応の解体気功を開発され、まずはご自身の30%もの異常反応を解体されました。

小池先生のブログ記事の中から、とくに発達と異常反応との関係について書かれた部分を紹介します。

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当記事は小池先生のブログ記事をもとに私が編集させていただいたものです。編集について小池先生には許可をいただいています。

 

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思考に頼っていた

心の自然治癒力はリラックスした状態でもたらされるものです。思考の過剰な状態は、精神的な緊張をもたらします。走りながら体を休められないのと同じで、思考をしずぎている状態で心を癒すことは困難です。

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小池先生は異常反応が30%あった時、思考によって心のバランスをとっていました。思考を引っ込めて力を抜いてしまうと、不安と恐怖が暴れ始めます。だから悩みの本質を考えに考え抜いて、その答えを見つけた時にだけ、少しだけ心の力を抜くようにしていました。そのような部分的な心の脱力によって問題を乗り越えてきましたが、あくまでも対症療法のようなもので、それでそのあとも楽に生きられるようになるわけではありませんでした。

悩んだときは思考に頼らなくても、悩みの本質を突きとめなくても、ただ力を抜いていれば解決されるのだと気づいたのは、30%の異常反応を解体したあとのことでした。

それまでは思考の檻のなかでもがき、どうにもならないポイントでは心を殺して活動を止め、ようやくバランスを保ってきた歴史がありました。

元の記事はこちらです。

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音に過敏だった

小池先生はバイオリンの音が嫌いでした。バイオリンは摩擦によって音を出し、一歩でも間違えば不快な音を出してしまう繊細さがあります。逆にそれがバイオリンの魅力でもあるのですが、異常反応があった頃は聴いていると心が不安でかき乱されていたそうです。

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しかし、気づいたらバイオリンの音が好きになっていたそうです。

異常反応の解体から数年が経過し、大元になる不安感が消え、バイオリンの音のように危うさを含むものでも受け入れられる余裕が心に生まれたからではないかと考えられます。

元の記事はこちらです。

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