この記事は 前回の記事の続きです。
minori-yadorigi.hatenablog.com
まだ知識がほとんどない中で選んだメニュー
猫が弱った時、実は最初にやった気功は
腎経に気を入れる
というメニューでした。
「腎経」というのは東洋医学でいう正経十二経脈の一つです。人間でいうと図のように左右対称に走っている気の通り道です。
加齢などによって起きる「腎虚」と関連があります。
しかし、腎経に気を入れる気功を続けても猫の様子に変化がなかったので、途中でメニューを変えました。それが「チャクラの調整」でした。
「チャクラ」は体の正中線上に位置していて、肉体にエネルギーを取り入れる器官と考えられているものです。
↑ 神尾先生の本の表紙はチャクラの絵
「チャクラの調整」気功をやってみた後には…
ぐったりしていることが減り、徐々にご飯を食べるようになり、だんだん元気になっていきました。
何でもそうだと思いますが、原因にアプローチするときはより上位の原因をターゲットにしないと、根本的な解決にはならないですよね。
一義流気功では、「チャクラは経絡にエネルギーを供給しているもの」と考えています。この時の猫の場合だと、腎経の不具合よりもチャクラの不具合のほうが上位にあったのだと思います。
(気功を習い始めたばかりなのに、必要な気功メニューがたまたま分かったのは本当に幸運だったと思いました。)
初めてのチャクラ検査
チャクラの不具合の箇所を確かめた時は…
人間だとあお向けに寝てもらって確かめるのですが、猫なので背中側で確かめました。(「背中でもいいよ」と師匠に言われたので)
私は霊感が強いわけではなく、もともとエネルギーの感受性が高いわけでもありません。なので、師匠に言われた方法で本当にチャクラの不具合を探れるか心配でした。というか半信半疑。「手かざし」ってなんかあやしい響きだな?とも思いましたし。
でも、躊躇していても猫が日に日に弱っていくばかり。だから「とにかくやってみよう」と考えました。
第1~第2チャクラのあたりに手をかざしてみるとすごく冷えている感じがしました。
私はこの時「冷えとり健康法」をやって一年くらいしていたので、体が冷えているかどうかには以前よりも敏感になっていました。
たとえば胃の調子が悪ければ、半身浴中に胃のあたりがとても冷たく感じられます。
猫の背中に手をかざしてみた時、私が察知したのは(体温計で測る客観的な数値とは違う)こうした生き物としての感覚のようなものだったのだと思います。