この記事は以下の過去記事の続きです。
minori-yadorigi.hatenablog.com
過去記事に続いて、「感情が心の毒をどうやって処理していくのか」をお伝えしていきたいと思います。
以前に、心の毒を処理する過程で「できごとの直視」という過程が必要になるということを書きました。そちらについては、以下の過去記事をご覧ください。
minori-yadorigi.hatenablog.com
できごとを直視している間は、心の中では何が起こっているのでしょうか?
以下は、小池先生の著書からの引用です。
怒りと悲しみ
怒りと悲しみは、心の毒を処理するに当たり、特に重要な役割を果たします。これらは直接、心の毒をなくします。
小池義孝著『壱義流気功 技術と哲学』(kindle書籍)より引用
「悲しみ」は浄化波長を持つ4種の気のうちの一つです。自然界のものにたとえると、ちょうど降り積もる雪のように、心の毒を真っ白に、あるいはフラットに、整えて「上書きする」ような働きと言えるでしょう。
「怒り」のはたらき
「怒り」はどうやって心の毒を処理するのでしょうか?
小池先生の別の書籍から引用してみます。
・怒りは心の毒を燃料としている。
怒りは破壊の衝動で、扱いを間違えれば大惨事を招きます。ですから多くの人は怒りに否定的で、抑制しようとします。
けれども怒りは意味のある感情です。屈服しそうになった心を発奮させて、攻撃性をもって状況を打開させようとします。また心の毒を、処理して消すものでもあります。
小池義孝著『許し方』(kindle書籍)より引用
このような「怒り」の働きを自然界のものでたとえると「火」のようなものではないかと私は思います。さらに引用してみます。
怒りにとっての心の毒は、燃料のようなものです。心の毒がなければ、怒りは存在できません。燃料が尽きた時には、ただ消えるだけです。怒っている内に気持ちが収まってくるのは、この為です。
小池義孝著『許し方』(kindle書籍)より引用
ここから思い出すのは、中学校の理科の実験です。
酸素に線香の火を近づけるとどうなるか?
さらに続きを引用します。
エネルギーレベルでは、爆発のイメージです。心の毒は、乱された波長です。これを外側に向けた爆発的なエネルギーで、細かく砕いてしまいます。
小池義孝著『許し方』(kindle書籍)より引用
水素にマッチの火を近づけるとどうなるか?
多分こんな動きをして、心の毒を処理していくんだと思います。
自然界のものにたとえるのは…
このような感じで、「怒り」と「悲しみ」は心の毒の処理に役立つ働きを持っています。
自然界のものにたとえて説明するのはどうなの?
それは論理的な考え方なのか?
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も最初はそう思ってましたね…
気功を習いたてのころは、こういった考え方を「鵜呑みにして良いのか?」と迷いました。心の毒がビジュアルの上でもほんとに乱れた形状をしているとか、その手のことをです。
でも今では「そう考えてOKなのではないか」と思っています。
どうしてそう思うようになったのかというと、それは秘教を勉強したからです。秘教を勉強して、どういう手順を踏んだらそう考えて良くなるのかが少しずつ分かってきました。
理屈っぽい奴でごめんなさいね…なにしろ国語科ですからね。でも大事なことなのではないかと思うので、これについてはまた別記事で書きたいと思います。
「秘教」のことをこのブログで書くと言っておきながら全然書いてないので、次からはちょっと秘教に関する記事もまたアップしてみようかなと思います。
またカテゴリーが多岐にわたってしまうんですが、どうかお付き合いよろしくお願いします!
参考資料
小池義孝著『壱義流気功 技術と哲学』(kindle書籍)
小池義孝著『許し方』(kindle書籍)
写真は写真ACさんからお借りしました。