こんにちは宿木御法です。今日は自分の体験談を書きたいと思います。
目次
異常反応が24%でした
私が小池先生のところで異常反応の解体を受けたのは2014年の6月でした。その時調べてもらった私の異常反応の割合は24%でした。あれから5年以上が過ぎ、少しずつ様々な変化を体験して来ましたが、今一番感じる変化は「毎日が地続きに感じられる」ことです。
毎日が金曜日みたいだった
異常反応が24%だった頃、高校の教師をしていてハードワーカーだった私。尋常でない疲れ方をしていました。週明けでも、月曜の朝からすごい疲労感を引きずって学校に行っていました。
「家にいる自分」と「仕事に行っている自分」の間に、とても乗り越えがたい一線が横たわっているような感覚がありました。今から思うと、それは「異常反応がありながらそれを乗り越えて仕事に出るためには、ものすごくがんばらないといけなかった」ということだと思います。
20代後半から、原因不明のいろいろな不調がいくつか重なり、(病院にも行きましたが)結局良くはならないので仕事を辞めるしかなくなりました。
一番つらかったのは腹痛!
異常反応が20%~30%程度の人の傾向
明らかに心に問題があり、明確に傷とトラウマを背負っている。通常の日常生活を送れない訳ではないが、不安定さによって度々、脅かされる。鬱病などのリスクも高くなり、強いストレスや疲労に、明らかに弱くなる。他人も、その不安定さに気づいている。
小池義孝著『壱義流気功 技術と哲学』より引用
異常反応の性質から考えてみると
異常反応は2歳までに作られた不合理な恐怖心です。異常反応があれば、(たとえば)色が白いとか、かん高い音とか、何か特定のもののにおいなどに無意識に反応してしまいます。異常反応の割合が高ければ、心の毒が知らないうちに量産されることになります。
その上、日常生活を送っていれば自然に出てくる心の毒(ストレス)もあります。
異常反応の割合が高い人というのは、通常の心の毒の処理に加えて、異常反応から量産される心の毒の処理にも耐えなければならないことになるのです。
外に出れば、刺激がいっぱい。そんな外の世界に、その頃の私が出かけるということは。それは例えば、「家」と「仕事」の境界に、ものすごく強烈な、断崖絶壁ほどの障害が横たわっているような感じだったんだと思います。
帰ってくるまで命がけ!
でも当時は「自分の落ち度」だと思っていました
その頃は異常反応なんて想定していませんでしたから、原因を自分の落ち度や弱さみたいなことだと思っていました。「こんなに体が弱いのは自分のせい」みたいな。運動とか全然できないし。
「要領が悪いせい」とか言う人もいて、それには傷ついたし腹も立ちました。たしかに学校現場で働くのはハードワークに違いありません。要領がよければそれに越したことはありませんが、要領が良くなくても生徒のために一生懸命やるのは当たり前のことだと思っていました。
しかも若いんだし。
とにかくやるしか!
地続きの毎日へ
今はその頃より運動をするわけでも、要領がすごく良くなったわけでもないです。それでも、家と仕事との間に断崖絶壁みたいな境界はなくなって、「えいっ」と踏ん張ってそれを乗り越える必要もなくなりました。何か、「家にいる自分」と「外にいる自分」との間に連続性が感じられるようになっています。この背景にあるのが、一義流気功で受けた異常反応の解体の効果だったと私は考えています。
地続きの毎日へ。
仕事へでかけても、地続きの世界からまたここに帰ってくるんだなあと毎日思っています。
ご注意
繰り返しになりますが、「一義流気功の視点が他より優れている」ということを主張するためにわざわざこんな個人的なことを書いたわけではありません。前にも書いたように、私はホリスティック医学の考え方をベースにやっていきたいと考えています。
この記事の目的は、一義流気功についてまずは知ってもらうことです。異常反応でいうと、私なんかよりもっと困っている人もいます。世の中にたくさんある「問題解決の手段」の一つにカウントしてもらえれるようになれば、私はうれしいです。
当ブログの「異常反応」カテゴリー記事へはこちらからどうぞ!
minori-yadorigi.hatenablog.com