一義流気功メニュー「固着した悪意の解体」について書きます。
悪意とは
この気功において「悪意」とは、「何でも良いから攻撃したい」といった純粋な欲求のことを指します。心のトーンが低いところまで落ちた機会に生み出され、固着します。
悪意と理性の関係
理性※は、正常な時には悪意を抑えています。しかし「攻撃したい」という悪意の欲求が増すと、悪意に妥協してしまいます。
※ここでいう「理性」とは、正しい心ではありません。「合理性を選択できる能力」と言ったほうが近いです。 |
心が動揺した時などには、理性が正しくない方向に働き、「〇〇だから、攻撃しても構わない」というように、悪意に対して合理的に許可を与えてしまいます。
固着した悪意の解体がおすすめの人
1 攻撃性の強い人
悪意の数が多い人かもしれません。通常は1~3個くらいにおさまっていますが、多い人は10や20も抱えている場合があります。
2 被害感の強い人
こちらも悪意の数が多い人かもしれません。悪意を抑えて日常生活を送ることができているため、心のトーンが落ちてしまった時にはふだん抑圧している悪意を無意識のうちに他者に投影してしまう(相手が自分に攻撃しようとしていると考えがちになる)可能性があります。
気功の効果
「固着した悪意の解体」を受けると、攻撃的な欲求が減り、強い恨みの感情が減ったり、「やり返したい」と思うことが少なくなったりします。
また、他者に悪意を投影することが減り、必ずしも人が自分に悪意を向けているとは限らないということが自然に分かるようになっていきます。